水不足から一転、豪雨被害

沖縄県議会議員選挙の終盤戦は、激しい天候との戦いとなった。県内各地を猛烈な豪雨被害が襲ったのだ。沖縄本島は13日から14日にかけて、梅雨前線の影響で天候が不安定となり、激しい落雷と豪雨に見舞われた。

各地で1時間に100㍉を超える猛烈な雨が観測され、県と気象庁は大雨洪水警報や土砂災害警戒情報を次々と発令する事態となった。本島南部の多くの道路が冠水したほか、地盤が緩んだことによる土地の崩落や土砂崩れも発生した。また落雷の影響で那覇空港では航空便の遅延や欠航も相次ぎ、搭乗を待つ客で空港内は一時大混雑となった。

多くの被害をもたらした大雨だったが、一方で朗報もある。昨年から続いていた慢性的な水不足が一瞬で解決したことだ。県内のダム貯水率は、今年3月ごろには40%台にまで下がっており、一時は県による断水も検討されていた。

離島の性質上、まとまった雨が降らない限り解決の見込みがないため、4月には有志らがダムに集まり、宮古島伝統の雨乞いの踊り「クイチャー」を踊って「恵みの雨」を祈ったほどだった。

その祈りが天に届いたのか、連日の大雨がまさに「恵みの雨」となり、ダムの貯水率は一気に98%台にまで回復。一部のダムでは水があふれだす越流(オーバーフロー)現象まで確認された。

さて、水不足問題は解消されたが、一難去ってまた一難。次なる試練が待ち受けている。沖縄気象台によると今週からは、暖かい空気が流れ込みやすく、那覇市では平年より気温が高まり、最高気温31度を超える真夏日が続く見込みだという。気温の変化による体調不良や熱中症にはくれぐれも注意してもらいたい。

(K)

spot_img
Google Translate »