トップコラム【羅針盤】偽装国家から脱皮せよ

【羅針盤】偽装国家から脱皮せよ

今国会の会期も、残すところ2週間を切った。通常国会の在り方をテレビ・新聞で見ていて、世界情勢が激変しているこの大変な動きの中で、我が国の国益に関する討議が全くなされていない不思議さは何かと考える。

戦後80年目を迎えようとする時、連合国軍総司令部(GHQ)から与えられた「日本国憲法」を平和憲法と言い、守り続けている学校教育者、そして国内メディアも政府も今こそ目覚めて、普通の国にと動き出す時だと期待していたが見えてこない。

GHQの占領政策で、我が国の2684年間という世界に誇れる歴史と文化が消され、大東亜戦争を太平洋戦争と摺(す)り込まれた。

マッカーサー元帥は、昭和27年5月の、米上院外交合同委員会の聴聞会で「日本が第2次大戦に赴いた目的は、そのほとんどが安全保障のためであった」と、自衛戦争だと証言している。

昭和27年4月28日の「サンフランシスコ平和条約」の発効で、日本は主権国家として独立し、GHQの占領政策から目覚めるべきだった。

日本の憲法学者の7割は、いまだに自衛隊は憲法違反だと言う。外国人に自衛隊は軍隊ではないと言っても納得してもらえないし、信頼も得られない。陸自は戦車を特車と言い、海自は今でも艦艇を自衛艦(警備艇)と言っている。防衛白書の英語版の「OPERATION」は日本語版では「運用」と書き、「作戦」は法律用語にないから使えないと。国民に分からないようにと70年。欺瞞(ぎまん)から目覚め、自衛隊は軍隊として、自衛官を軍人と認める憲法に改正する時だと強く提言したい。軍事力のない外交・政治には限界がある。

韓国の国会議員ら17人が、日本固有の領土である竹島に上陸したことに、外務省が韓国政府に抗議したとニュースに出た。

竹島は日本が主権を回復する直前の昭和27年1月に、一方的に「李承晩ライン」を日本海に設定し、韓国の沿岸水域として竹島を自国領と主張している。普通の国なら相手に抗議だけではなく、国民に説明し自国の主権・領土・領海は自分の手で守ると、毅然(きぜん)と対応するだろう。

偽装国家から脱皮するための法整備を一日も早く行い、自衛隊が胸を張って世界に出ていき、誇りを持って勤務できる環境が整うことを祈りたい。(呑舟)

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