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静岡県御前崎市の中部電力浜岡原発にある五つの発電設備のうち1、2号機は廃炉作業中。2011年の東京電力福島第1原発事故後に4、5号機は稼働を停止し、3、4号機は原子力規制委員会の安全審査を受けている。
静岡県知事選で県政の重要課題の一つに挙がったのが浜岡原発の再稼働問題だった。だが当選した鈴木康友知事と次点の候補は共に再稼働の是非について明言を避け、議論は盛り上がらなかった。
一方で地元メディアの調査によると、御前崎市ではこの7年間で浜岡原発の再稼働賛成が住民の約3割から約半数に増えた。今節のエネルギー価格の急騰に対する不安、安定供給に対する待望が市民レベルにまで広がっているのだ。
東日本大震災の前に浜岡原発を視察したことがある。海岸沿いの広大な敷地(東西1・5㌔、南北1㌔)に原発施設が整い、周辺にインフラや環境整備のための関連企業が控えているのが分かった。原発への理解を求める浜岡原子力館も併設されていた。安全審査は遅れ気味だが、防波壁や電源確保など安全対策を施した浜岡原発の復活を期したい。
わが国は戦後、2度の石油ショックを経験し、その都度エネルギー自給率のアップ、地球環境保護のための代替エネルギーを追求し時代の危機に対処してきた。今日も似た状況ではなかろうか。
震災前の10年度の自給率は20・2%。それが21年度には13・3%となっている。まず震災前の水準を回復したい。






