【上昇気流】(2024年5月25日)

『広辞苑』第七版(Wikipediaより)

最近、物忘れが多い。特に人名を失念して焦る。その上、パソコンで仕事をするので漢字も忘れやすくなっている。手書きをする機会が少なくなったからだ。

連絡がパソコンやスマホのメールで済むのは便利だが、それがかえってミスを見逃してしまう原因にもなっている。後で読み返してみると、助詞の「てにをは」が変だったりする。極力見直しているのだが、それでもケアレスミスに気付かずに送信してしまうことがある。

その訂正メールで冷や汗をかくことも多い。これが手紙やはがきだと、郵便ポストに投函(とうかん)するまで見直すことでミスを発見しやすい。「急がば回れ」ということわざを思い出す。

かつて仕事で、出版物の文字のミスを見つける校正を担当していたことがある。職場には国語辞典や漢和辞典、世界百科事典、人物事典などの辞書や事典類が山ほどあって書棚を埋めていた。書棚だけでは足りなくて、段ボールの箱に詰め込んでいたことも。分からないことがあると、その辞書や事典を引くのが習慣だった。

辞書類の中でもよくお世話になったのが国語辞典だった。家でもよく使っていた時期がある。その後、パソコンの検索で調べられるので、かさばる辞書類は置いていない。

それでもネット情報は正確かどうか不安があるので、多くの校訂を経た紙の辞書や事典類は必要と感じている。きょうは「広辞苑の日」。1955年のきょう、辞書『広辞苑』の初版が出版されたことにちなむ。

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