トップコラム【上昇気流】(2024年4月30日)

【上昇気流】(2024年4月30日)

江の島

久しぶりに神奈川県・江の島にクロダイ釣りに行った。最近の天候不順もあり、釣果は全体的にぱっとせず、釣り人も少ない。以前はルアーでマダコを釣る年配の人たちも多かったが、今はさっぱり見ない。

これは以前ほどマダコが釣れなくなったためというよりも、漁業権が設定されている区域では一般の釣り人が獲(と)ることが禁じられている、つまり密漁になるとの認識が浸透したことが大きいようだ。

アワビ、ナマコ、シラスウナギなど、暴力団が関係した悪質な密漁が問題となり、違反には厳しい罰則が科せられる。アサリ、サザエ、ウニ、そしてマダコ、さらにはワカメなども「第1種共同漁業権」の対象で、違反した場合、100万円以下の罰金が科せられる。

対象となるのは、貝類や海藻類、そしてタコやイセエビなど定着性の水産物だ。クロダイやメジナなどの魚は海を移動しているから、釣りは許可されているのである。

このルールを知らずに、砂浜でアサリやハマグリを見つけて持ち帰ったり、その場でバーベキューにしたりすると罰せられる可能性があるのだ。海のレジャーを楽しむ際、注意が必要だ。

釣り場には美味(おい)しそうなワカメがたくさん生えているが、漁業者が獲ることはまずない。実にもったいなく、漁業法が資源の有効利用を妨げているのでは、との疑問も起きる。とはいえ、悪質な密漁は許されない。子供たちにはルールを教え、楽しく磯遊びをさせてあげたい。

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