春の風邪で味覚が麻痺

東京の桜の開花宣言が今年は3月29日になった。平年より5日遅く、昨年と比べると15日も遅いのだという。

3月初めまで開花日は平年より早いと予想されていた。日本気象協会は1月末に3月20日の開花を予想し、3月6日も19日開花と言っていた。3月中旬から下旬にかけて、気温が「平年より高くなるところが多い」という見通しに基づくものだった。

ところが16、17の土日に20度を超える日が続いたものの、その後は比較的寒い日が続いて、開花予想日は大幅に遅れたのだ。

そんな天候の影響を受けたのか、筆者は3月の最終週、春の風邪に苦しめられた。妻がその前週末にひどい熱と咳(せき)に苦しんでいたので、土曜日は一緒に病院に行ったりもした。

すると日曜夕方から少し喉風邪の兆候が出始めたが、うがいを頻繁にする程度の対応で、月曜と火曜の2日間、午後から仕事や雑用に出てしまった。特に火曜は微熱があったが、それほど気に掛けなかった。

両日ともかなり寒い日だったので、それが悪かったようだ。水曜から熱は37・4度ぐらいが3日ほど続き、咳がひどくなって、自宅療養となってしまった。

子供の頃から、熱いうどんを食べて汗をかき、温かくして一晩寝るというのが風邪への対応だったが、還暦を過ぎてからそう簡単には治せなくなった。

今回は特に、味覚が麻痺(まひ)して食欲が出ないのがつらかった。温冷に甘味、塩味ぐらいは少し感じるが、温かいご飯(コメ)やみそ汁のだし味など微妙な味を感じないので、おいしくない。

コロナ感染後に一時期味覚を失ったことはあったが、今度は熱はそれほど高くないのに味覚が麻痺している。高齢になると味を感じる細胞の集まり(味蕾〈みらい〉)が少なくなり、機能も低下するというが、その影響もあるのだろうか。年を取るにつれ変な新しい経験があるものだ。

(武)

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