学校で制服を試験導入 フランスから

フランスの学校教育が大きな試練に立たされている。上院の報告書では「共和国の価値観の危機」とまで指摘されている。

まずはこの数年、教師がイスラム過激派のテロリストに殺害され、校内暴力やいじめによる自殺者も出ている。

そこで、新たな試みとして、いじめに司法が介入し、加害者の強制転校や司法が罰を与える法改正も進められた。今年2月末には、全国で制服が試験導入された。まだ導入されて1カ月だが、生徒や保護者の反応は良好だ。

パリ郊外にある勲章(レジオン・ドヌール)運営組織が運営する女子学校が今、注目されている。この学校では伝統的丁寧語が保たれている。フランスでは相手に対する敬意を表す表現として「はい、マダム」「ありがとう、ムッシュ」というように、最後に「マダム」や「ムッシュ」をつける。この学校の生徒は、この丁寧表現を欠かさない。

フランスは、教師の権限が圧倒的に大きかった過去に戻るつもりはないようだが、秩序を失い、授業が崩壊状態にある公立校は魅力を失っている。制服試験導入に80%の保護者が賛成したと言われる理由の一つは、いじめの原因が服装にあるからだ。

子供の服装は家庭の貧富の差を表す。同時にブランド物の服の着用を競争することも問題視されてきた。少なくとも制服は、その問題回避につながっている。

政府は、一部の学校で制服試験導入を2年間続け、問題を洗い出す方針だ。(A)

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