犬が大好きな人たち フィンランドから

フィンランドは犬が大好きな国で、ケネルクラブによれば約80万頭以上の犬が飼育されている。ほぼ5世帯に1世帯が飼っていることになる。1番人気がある犬の種類は、ラブラドール・レトリバーだ。

政府は増えつつある犬の管理のため、すべての飼い犬にマイクロチップを埋め込むデジタル登録を義務化した。また飼い主の増加に伴ない、首都圏の動物病院は犬のベビーブームが到来すると予想し、産科病棟を拡張しているという。

特にコロナ禍が始まってから犬をペットとする人が増え、2021年に登録された犬の数が、新生児の数を初めて上回った。出生率が低下しているフィンランドでは、子供を持つより犬や他のペットを選択しつつあるのかもしれない。

この新たな傾向は興味深い議論を引き起こし、伝統的には子供を持つことは人生の基本的な要素であると考えられてきたが、現在では子供の代わりに犬や他のペットを飼うことを喜びとする人たちが増えており、価値観が変わりつつあるようだ。

その主な理由は、犬や他のペットは無条件の忠誠心、精神的なサポートを提供してくれるからだという。筆者も犬を飼育しているが、犬の散歩中、犬のオーナーたちとも知り合いとなり、特に、年配の婦人たちは犬によって話し相手ができると言って喜んでいる。

犬が結び付けてくれた友達関係は「ドッグ・フレンド」と呼ばれている。(Y)

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