【上昇気流】(2024年3月12日)

福興弁当

東日本大震災から13年の昨日、東京・上野駅から常磐線の特急に乗って水戸まで行った。ちょうど昼飯時、駅弁の販売所に行くと10種類以上、値段もさまざまなものがあった。「東北福興弁当」というのが真ん中辺りにあり、それを一つ買った。

値段は少し高めだったが、3月11日にこの駅弁と出会ったのも何か意味があると思った。蓋に被(かぶ)せた紙の裏側に弁当の説明と「おしながき」が印刷されている。それによると、東日本大震災からの復興を祈願し「東北に福を興す」弁当として2011年10月から販売を開始し、これが第12弾で、通算90万食を販売した。

青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島の東北各県の食材を使った17品ものおかずが、ひと箱に詰められている。おしながきには一つ一つの産地が記されている。

岩手県の「三陸産鮭の味噌漬け焼き」や宮城県の「たこ入り揚げかまぼこ」、福島県の会津みそを使用した「たけのこ煮ふきのとう味噌のせ」などなど。

説明書きを見ながら一つ一つ食べた。東北には美味(おい)しいものがあると改めて思う。種類が多い分、一つ一つの量は多くないが、それもミソかもしれない。もっと食べたいなという思いが残るからだ。そんな人のために、それぞれの製造元の商店や会社名と電話番号が記されている。

美味しいものを食べて、それが被災地の支援になるのであれば、こんないいことはない。能登も早く「能登福興弁当」を作れるように復旧・復興を急ぎたい。

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