ストリートアートに酔いしれる ブラジルから

筆者の趣味の一つは、サンパウロの街中を彩るストリートアートやしゃれた街を見て回り、「ストリートスナップ(路上で撮影するスナップ写真)」を撮ることだ。

サンパウロのストリートアートの聖地ともいわれる「ベコ・ド・バットマン(バットマン路地)」はあまりにも有名だが、これは傑作と思うようなストリートアートは、配車アプリでの移動中など、ふとしたきっかけで出合うことも多い。

個人的な好みは、テーマや表現力、色使いなど芸術として高いレベルでまとまっていながらも、ちょっとしたウィットをきかせたものだ。特に、夜の街中にアーティストの持つセンスや芸術性が浮かび上がるように描かれたストリートアートに出合うと、時間を忘れてその場にいたくなる。

ストリートアートだけではない。サンパウロ市内のアートギャラリーや楽器店、雑貨・洋服店などが多い街や通りに行けば、店の構えそのものがアートになっている店舗や、ブラジルや南米ならではの文化を感じる空間も少なくない。

先日、夜の公園でアフリカ由来と思われる黒人音楽とダンスを楽しんでいる集団に出くわした時には、色とりどりの衣装の美しさと奏でる音楽に時間を忘れて、その空気に酔いしれた。サンパウロは、アートや音楽好きにはたまらない街だといっても過言ではない。

サンパウロに限らず、ブラジルの都市部では防犯上、大きなカメラを振り回すのはお薦めできない。筆者がストリートスナップで使うのはスマートフォンだ。最新機種の大型スマホは目立つだけでなく、「スマホ強盗」にも狙われやすいので、スタンダードサイズのスマホを愛用している。(S)

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