どうなる玉城知事の台湾訪問

玉城デニー知事は23日から25日までの日程で台湾を訪問すると発表している。知事としては4年半ぶりの訪台となる。10日の定例会見では、「日台の相互理解を深め、互恵的な発展ができるよう取り組みたい」と語っている。

玉城氏は今年7月、日本国際貿易促進協会(国貿促)の河野洋平会長らと中国を訪問した際には、中国共産党序列2位の李強首相と面談するなど、異例の特別待遇を受けている。

しかし今回の訪台は、「日本台湾交流協会」などを通して現地の沖縄県人会や留学生らと交流する程度にとどめ、蔡英文総統はじめ政府要人や知事など行政関係者との面談の予定はないとしている。

訪中時と比べ、ずいぶん控えめな日程のように思われるが、玉城氏の訪台発表の翌日、在日本中国大使館は即座に談話を発表。「あらゆる形式の日本と台湾の公的な往来に断固反対する」と玉城氏を牽制(けんせい)。「台湾独立勢力に誤ったシグナルを与えぬように」と強く求めた。

台湾は「一つの中国」に含まれるというのが中国側の主張であり、実際、日本政府は1972年の日中国交正常化以降、台湾を正式な国家として承認していない現状がある。さらに、来年1月には日台・中台関係の今後の情勢を大きく左右するとされる台湾総統選も控えている。

そのような中で決まった今回の訪台での玉城氏の立ち回りに注目が集まっているわけだ。玉城氏が目玉政策に掲げる、独自の「地域外交」がアンバランスなものであってはならない。

不肖ながら一つ提案するとするならば、日台関係に尽力してきた安倍晋三元首相の像(高雄市)を訪問するのはどうだろうか。きっと多くの台湾人に支持されるはずだ。

(K)

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