デジタル化でも必要な現金 フィンランドから

デジタル化が進む中、銀行を訪れることはほとんどない。かつては現金を預金したりすることもあったが、マネーロンダリング防止などの理由で、現金を扱う窓口業務はなくなった。

また、現金を現金自動預払機(ATM)から引き出すこともほとんど必要なくなった。日々の生活の中で、現金を持ち歩くことも必要ないし、スーパーなどの店での支払いは、すべて銀行のデビットカードで行うか、モバイルペイなどのスマホを使った支払いで行う。

年末によくみられる街頭での募金の際にも現金は必要なく、カードかスマホでの募金だ。デジタル時代に入り便利になったものだと思うが、最近の世論調査では95%の人が、それでも現金取引はデジタル代替手段と並んで有効な支払方法であるべきだと考えているという。

確かにスーパーなどのレジで現金支払いをしている人も見掛けるが、現金以外の支払いに対し抵抗感があるのかもしれない。たまにではあるが、レジで何らかの問題によって現金での支払いのみのときがあり、現金を引き出しにATMまで行ったこともある。

ロシアのウクライナ軍事侵攻が始まった時には、最低200ユーロ(約3万2000円)の現金を、常に家にキープしておくべきだという話がニュースで流れ、筆者も現金をキープしている。カードなどが使用できなくなる可能性を考えると、現金が手元にあれば安心だからだ。(Y)

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