先の見えない避難生活 イスラエルから

ガザのテロ組織ハマスによる襲撃から1カ月が過ぎた。イスラエルは今も戦時中で、約20万人のイスラエル人が国内避難民となっている。

最南端にある人口5万人の都市エイラートに、避難民6万人が押し寄せた。紅海に面する観光とリゾートの都市には、避難指示が出る前に自力で逃げてきた人々が既にいて、自己負担が重荷になっているという。

ホテル協会によると、エイラートの歴史始まって以来、初めてホテルは100%埋まったという。19軒のホテルには、特別医療センターが設けられ、トラウマを抱えた人々のために心理カウンセラーも常駐している。

エイラートの全市民にボランティア要請が出ており、避難民に向けたカルチャーショーや、スポーツイベントなど、さまざまな社会活動、プロジェクトが展開されている。

地元市民で、ビーチでのスポーツアトラクションを営むアリックさんは、避難してきた子供たちを遊ばせながら、「焦げたパジャマで避難してきたんだよ、深い悲しみの中にいる」と涙を流す。

市長は「でき得る限り全ての人を支援する」と表明したが、国からの援助がなければ市の財政が破綻するとして緊急支援を要請した。

避難先のエイラートにも、イエメンから発射されるミサイルやハマスの長距離ロケット弾が飛来し、シェルターに駆け込まなくてはならない。

少なくとも年末までと言われている避難民にとっても、受け入れ先の都市にとっても、まだこの先は見えない。(M)

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