機転利かせた報復 フィリピンから

フィリピンでライディング・イン・タンデム(2人乗り)と言えば強盗を指す言葉だ。これはバイクに2人乗りした強盗が被害者を銃で脅し携帯電話などを奪って、素早く逃走するという手口があまりに多いため定着してしまったワードだ。ニュースでも普通に使われる言葉なので現地を訪問する方は覚えておいた方がいい。

さて、機転を利かせ、このライディング・イン・タンデムに一矢報いた被害者が話題となっている。

マニラ首都圏でバイクに乗った2人組に携帯電話を盗まれた男性が、なんと強盗のバイクを奪い報復に成功したのだ。男性は強盗の隙を突いてバイクからキーを抜くことに成功し、そのまま走って逃げた。強盗は徒歩で逃走する羽目になり、男性は現場に残されたバイクを回収してそのまま警察に駆け込んだ。バイクには身分証などが残されており、強盗の身元を確認する手掛かりとなった。

男性によるとSNSで似たようなシチュエーションの動画を見たことがあり、とっさの行動を思い付いたという。

バイクを引き渡された警察署長は男性の勇気ある行動を称賛しながらも、SNSに投稿されている動画の多くは視聴数を稼ぐための娯楽的な内容が多いと指摘。安易にまねるのは危険だと注意喚起した。

銃社会のフィリピンでは、ひったくりや強盗でも銃を持っているのが普通だ。もし似たような場面に遭遇しても抵抗や反撃はお勧めできない(F)

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