【上昇気流】(2023年10月3日)

北陸新幹線

来年3月16日の北陸新幹線の金沢―敦賀間開業に向け、延伸区間の石川県と福井県の6駅で新幹線車両の入線セレモニーが行われ盛り上がっている。経済や社会生活への影響が大きい新幹線だけに、地元としては切実だ。

福井や金沢はもともと関西圏に近く、その象徴が金沢―大阪間を結ぶJRの特急「サンダーバード」だ。両駅間を約2時間40分で結び一日25往復している。

北陸新幹線の敦賀延伸で、サンダーバードは大阪―敦賀間となる。例えば金沢や福井から大阪へ向かう場合、新幹線で敦賀まで行ってサンダーバードに乗り換えなければならなくなる。JR側は乗り換えがスムーズにいくようダイヤ編成をするというが、これは意外と面倒だ。

金沢でサンダーバードに乗ると、加賀平野を走った後、福井では敦賀あたりまで山がちの景色が続く。そして滋賀県では、進行方向左手に琵琶湖の風景が広がる眺めが爽快だ。気流子など乗車する時は、必ず左の窓側の座席を選ぶ。

先日乗った時は、いつもより注意して景色を眺めた。近江舞子あたりで線路はぐっと湖岸に近くなり、釣り船や水上バイクを楽しんでいる姿も見えた。広大な湖の向こうには遠く東岸の山々も見え、改めて美しい景色、贅沢(ぜいたく)な路線だと思った。

北陸新幹線の敦賀―大阪間は、環境アセスメントなど課題が多く、延伸の見通しは立っていない。時代遅れの鉄道旅好きとしては、景色のいい在来線の将来の方が気になるところだ。

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