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エイサーは沖縄の盆踊り

エイサー

エイサーといえば沖縄の伝統芸能として有名だが、その意味やルーツまでは知らない人もいるのではないだろうか。恥ずかしながら筆者も沖縄に移住する前は、エイサーは一年中、お祭りなどで踊られるものだと思っていた。しかし、エイサーはお盆の時期に先祖を供養し来世へ送り出すための念仏踊り、いわゆる「盆踊り」であったことを最近知った。

沖縄のお盆は旧暦の7月13日から15日で迎え、今年は8月28日から30日までの3日間だった。この期間、県内各地の青年会などがトラックを先頭にエイサーを踊りながら集落内を練り歩く「道じゅねー」が行われる。

驚いたのはその時間帯だ。夜の遅い時間帯にもかかわらず終わる気配はない。夜の住宅街でトラックの照明にライトアップされながら力強いエイサーを踊り、地域住民らと共ににぎやかに先祖を送り出す光景は、沖縄ならではといえるだろう。

そんなエイサーのルーツは1600年代、琉球時代まで遡(さかのぼ)る。浄土宗が伝わり、念仏歌で霊を供養するようになったことが始まりとされている。戦後はエイサーの芸能化が進み、旧盆以外でも踊られる機会が増え、曲や衣装なども多様化しながら発展を続けている。

エイサーの基本隊形は、旗頭と三線弾き(地謡)、歌い手(地方)、太鼓打ち、手踊り、チョンダラー(京太郎)だ。中でも、先頭で一番目立つ旗頭が掲げる旗には所属する団体名が書かれており、3~5㍍ほどの高さがあるため、近くで見るとなかなか迫力がある。

太鼓には大太鼓と小太鼓(パーランクー)があり、筆者が今年遭遇した道じゅねーでは、小さな子供たちもパーランクーで一生懸命演舞していた。近隣に住む女性は「伝統が子供たちにしっかりと受け継がれていてうれしい」と語っていた。

(K)

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