「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」が25日、開幕する。沖縄で初開催となるバスケW杯を前に、県内各地では準備の最終段階を迎えている。
18日に来県したジョージア選手団を皮切りに、世界中から続々と選手や関係者らが訪れている。
大会期間中は通常の観光客に合わせ、大勢のバスケファンが訪れることが予想されている。18日には、沖縄都市モノレール「ゆいレール」のてだこ浦西駅(浦添市)で、駅職員と警察が合同でテロを想定した訓練を実施するなど、セキュリティーの強化も進む。
開催地となる沖縄市では10日、地元住民らが市内を一斉清掃した。また地元の子供たちは16日に会場となる沖縄アリーナ周辺の清掃活動を行うなど、「おもてなし」にも力を入れている。バスケが大好きだという少年は「世界の選手たちにきれいな沖縄を見てもらいたい」と話し笑顔でごみを拾っていた。
日本が1次ラウンドにおいて戦うグループEは、ドイツ(世界ランキング11位)、オーストラリア(同3位)、フィンランド(同24位)と、いずれも同36位の日本よりランク上位の強豪国だ。ここで上位2位以内で勝ち抜けば、2次ラウンドに進むことができる。
県内では、今年5月のプロバスケBリーグのチャンピオンシップで琉球ゴールデンキングスが初優勝を飾るなど、バスケ熱がこれまでにないほど高まっている。
残念ながら国内トップの実力者である米バスケリーグNBA、ロサンゼルス・レイカーズ所属の八村塁選手の欠場は決まっているが、フェニックス・サンズの渡邊雄太選手や、横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝選手など、注目選手たちの活躍に期待が集まっている。
(K)