「七夕の願ひ一枚風に飛ぶ」(冨士原芙葉)。所用でJR阿佐ケ谷駅に夕方降りると、いつもより家族連れなどの人出が多い。何だろうと思ったら「阿佐谷七夕まつり」が開催されていた。4日から8日まで5日間の予定である。
多くの人でにぎわっているのは、この数年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止が続き、今回は4年ぶりの開催となったからだ。コロナ禍を経て各地でイベントなどが復活しているが、夏の風物詩として祭りや七夕は欠かせない。
七夕というと、東北地方の仙台市で行われる「仙台七夕まつり」がよく知られている。こちらの開催期間は6日から8日までの3日間とやや短い。かつてこの祭りを見に行ったことがあるが、あまりの人込みでゆっくり見ていられないほどだった。
それに比べると、阿佐谷七夕まつりは混雑しているといっても身動きできないほどではない。今年で67回目となるという。もともとは暑い盛りに商店街に人を呼びたいとの趣旨で、1954年に始まった。
日本各地で行われている祭りも、数百年以上のものもあれば、近年イベントとして開催されるようになったケースもある。どちらにしても、人々の集まる行事として開始されたという面では変わらない。
七夕では短冊形の色紙で願いごとをするが、最近はあまり書く機会がない。書くとしても、戦争、物価高、凶悪事件、政治不信など問題があり過ぎて、願いごとが多くなりそうである。





