トップコラム【上昇気流】(2023年7月29日)

【上昇気流】(2023年7月29日)

きょうは政治家お三方の誕生日である。それもそろって党首。御年の順から紹介すると、共産党の志位和夫氏、自民党の岸田文雄氏、立憲民主党の泉健太氏。出生日は同じでも政治信条は随分、異なる。その由来は生年の違いによるのではないか。気流子の独断と偏見ではこうだ。

志位氏は1954年生まれ。かのスターリンが前年に亡くなり、共産主義者は右往左往。それが54年3月の米国のビキニ水爆実験による被災、いわゆる第五福竜丸事件で原水爆への恐怖心を反米へと煽(あお)る活路を見いだした。志位氏はその申し子。

岸田氏は57年生まれ。同年2月、石橋湛山首相が僅か2カ月で退陣し、岸信介氏が首相に就任。「日本の真の主権回復」を目指して60年に左翼勢力の猛反対を退けて日米安保条約改定を実現した。その遺伝子を継ぐ孫の安倍晋三氏がいて今日の岸田氏がいる。

泉氏は74年生まれ。米国では共和党のニクソン大統領が民主党本部の盗聴を仕組んだウォーターゲート事件で辞任に追い込まれた。スキャンダルを探し出して政権を追い詰める。「何でも批判の立民」から脱することができない宿痾(しゅくあ)を泉氏は継ぐ。

3氏は目下、評判はよろしくない。岸田氏は「発信力」に欠け、泉氏には「政策力」が見えない。志位氏は委員長居座りで「民主力」が皆無に等しい。それで支持を減らしている

これでは「めでたさも中ぐらい」といったところか。とまれ、お三方の誕生日を祝っておきたい。

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