国旗を引き裂き国外退去 フィリピンから

国旗を尊重するのは国際社会の常識だが、フィリピンで国旗を引き裂くという暴挙に出た外国人が逮捕され、強制送還の危機に直面している。

逮捕されたのは3人のパキスタン人と1人のルーマニア人で、リゾート地に向かう途中で遭遇した渋滞に腹を立て、事もあろうか海兵隊基地に掲げてあったフィリピン国旗を引きずり降ろし、それを交代で引き裂くという信じられない暴挙に出た。まさに八つ当たりだ。

4人は海兵隊員に取り押さえられ、通報で駆け付けた警官に直ちに引き渡された。その後、入国管理局に引き渡され、適切な滞在ビザを所持していることが分かったが、国の象徴である国旗を破壊したことを問題視され国外退去処分に。さらにブラックリストに加えられ二度とフィリピンに戻れなくなる可能性も。何の目的でフィリピンを訪れていたのかは不明だが、その代償は大きくつきそうだ。

フィリピンでは国旗以外にも国歌への対応も意外と厳しい。映画館の最終上映前に国歌が流されるのだが、この時に起立して敬意を示さなかった観衆が逮捕された事例が結構ある。役所の朝礼などでも同様で、起立しなければ処罰の対象になるようだ。

南国的なまったりとしたイメージがあるフィリピンだが、このような国の威信に関わるようなことには毅然(きぜん)とした態度を示す。こういうところは日本も見習うべきではないだろうか。

(F)

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