クルーズ船での島巡り フィンランドから

当地の夏は気温30度を超える日はめったになく、23度前後の日が多く、じめじめとした蒸し暑さもなく、過ごしやすい。多くのフィンランド人が1カ月の夏休みを過ごす最も楽しい時期なのだ。

その中でも近年人気が出てきたのは、クルーズ船での島巡りだ。フィンランドには5万以上の島々が点在する世界最大級の多島海域がある。

7月の初め、島の中でも人気のあるベングトカールという灯台島を訪問した。首都ヘルシンキから南西に車で2時間、国内最南端の港がある保養地でも有名なハンコから船で1時間半の位置にある。

ただ、夏季の穏やかな天候の日であれば、クルーズ船は岩場に停泊することが可能だが、それ以外の日は島に上がることは不可能な島でもある。約2㌶の岩だらけの島に、1906年に建設された灯台は北欧の中で最も高く、海抜52㍍の堂々とした威容を誇っている。

絶景を味わうには、252段の階段を上らないといけないが、灯台内には宿泊施設、飲食店、博物館、礼拝堂がある。

また、第2次大戦中、旧ソ連軍との間で大規模な戦闘が行われ、劇的な歴史のある人気の観光地だ。筆者が訪れた日も、100人余りの観光客がクルーズ船に同乗していた。みな、灯台からの絶景はもちろん、カフェでくつろぎ、岩の上でお弁当を食べるいっときを満喫していた。

次回は、ぜひ、灯台に一泊して、暗い海を灯台の光が明るく照らす光景を見てみたいものだ。(Y)

spot_img
Google Translate »