豪華バスの珍道中 韓国から

先日、所用で韓国の地方都市を巡った時、久しぶりに高速バスを利用した。南東端の釜山から南西端の莞島まで行くのに乗ったバスは、知人がチケットを手配してくれた「プレミアム優等」という一番上のクラス。座席は横3席、縦7列しかなく、飛行機のビジネスクラスを彷彿(ほうふつ)とさせる作りだ。リクライニング椅子はもちろん専用モニター、スマホ充電器、簡易テーブル、フットレスト、間仕切りカーテンなど至れり尽くせりの装備だ。

ところが、快適ばかりとはいかなかった。出発間際に駆け込み乗車した西洋人の中年男性がスマホでイヤホンなしにユーチューブ動画を視聴し始め、車内に大音響が広がったのだ。誰か注意するかと思いきや、皆知らんぷり。すぐ隣に座っていた若い韓国人女性は、たまらず空席だった後部座席に移動していた。

次に莞島からソウルへ行く際に乗ったプレミアムバスでは、乗客の一人が“行方不明”になり騒動となった。途中、サービスエリアで10分間のトイレ休憩を取ったのだが、出発時刻を過ぎても一人だけ戻ってこない。しびれを切らした運転手が呼び出し放送を頼んだ。遅れること30分、60代くらいの韓国人男性がほろ酔い顔で戻ってきた。「どのバスだったか忘れちゃって…」と、悪びれる様子もなかった。

遅延の間に高速道路では事故が発生し、たちまち大渋滞に。結局、ソウルまで予定より1時間オーバーし、6時間かかってしまった。バスは豪華だったが、フ~疲れた。(U)

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