【上昇気流】(2023年6月2日)

霊山寺 山門(Wikipedia:Dokudami – 投稿者自身による著作物による)

大阪の南海電鉄なんば駅で、和歌山市の和歌山港に行く切符を求めたところ「フェリーで徳島に行きますか」と聞かれた。そのつもりはないと言うと、特急で和歌山市駅まで行ってそこで乗り換えるように言われた

そもそも和歌山港から徳島までフェリー便があることを知らなかった。和歌山でタクシー運転手に、このフェリー便はよく使われているのかと聞くと「四国八十八カ所のお遍路を終えた人が、お礼参りに高野山へ行きますから」とのこと。なるほどと合点がいった

四国遍路の第1番の札所は、徳島県鳴門市の霊山寺。88番目は、香川県さぬき市の大窪寺である。八十八カ所を回り結願となって、高野山へ行く方法はいろいろあるが、最短ルートはフェリーである。和歌山港と徳島港との間には南海フェリーが1日8往復している

巡礼から急に食べ物の話になって恐縮だが、和歌山と徳島はラーメンでも繋(つな)がっているようだ。徳島には「徳島ラーメン」があり、和歌山では「和歌山ラーメン」が有名だ。どちらも豚骨醤油(しょうゆ)のスープが基本で似ている

タクシーの運転手に聞くと、和歌山ラーメンは、戦後間もない食糧事情がよくない頃に生まれたものらしい。そういった事情からすると、徳島ラーメンのルーツは和歌山ラーメンのようだ

札幌を筆頭に日本各地には、ご当地ラーメンがある。その系譜をたどっていくと意外と面白い地域と地域の繋がりが見えてきそうだ。

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