【上昇気流】(2023年5月9日)

マスク姿の女性

新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行し、感染対策は個人の判断となった。スーパーや喫茶店に入ったが、客も店員もマスクをしていたり、していなかったりさまざま。

マスクの屋内での着用を推奨していた政府も、3月から個人の判断とした。それでも着ける人が多いのは、周りの眼(め)を気にしたり、これまでの惰性で着用したりという面が強いようだ。しかし5類移行で、今度こそ個人の判断になってきそうだ。

致死率も低くなったが、重症化リスクの高い高齢者にとっては、まだまだ警戒が必要だ。季節性インフルエンザと違って、季節を問わず感染リスクがある。どのような対策を講じるかの判断基準は、自分の年齢や健康状態ということになろう。

それにしても日本で初の感染者が報告されてから3年4カ月は長かった。多くの人命と健康、コミュニケーションの機会が奪われた。ずっと継続してきた祭礼や催しを中止することもあった。

コロナ以前の感覚がすぐには戻ってこないところもあるようだ。大型連休の人出もほぼコロナ以前に戻ったが、レンタカーなどは台数を減らしていたため、不足するケースが続出した。観光客の受け入れ態勢が需要に追い付かない状態はしばらく続きそうだ。

一方で家族の絆が見直され、リモートワークの普及や地方移住の動きなど新しい流れも生まれた。コロナ禍での教訓はきちんと整理し、生かしたい。

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