【上昇気流】(2023年5月2日)

国立科学博物館

大型連休に入り、久しぶりに遊園地やテーマパークも家族連れで賑(にぎ)わっている。気流子もロンドンに赴任中、休日にしばしば子供を連れてテーマパークや博物館に行った。そこでありがたかったのは、割安の家族チケットがあったことだ。

四半世紀も前のことなので、現状はどうかインターネットで調べてみた。ロンドン郊外にあるキュー王立植物園にはファミリー・パスというのがある。広々とした敷地内に、世界各地の珍しい植物を集め、大人も子供も楽しめる。

驚いたのは、グレート・ウェスタン鉄道(GWR)も大人2人、子供4人まで使える割安の家族乗車券を発行していることだ。GWRは国鉄民営化後、ロンドンのパディントン駅を起点にイングランド西部・南西部とウェールズ南部の路線を運営している。

日本に帰ってきても、この類いのものがないのが残念であった。どうしても子供が遊園地に行きたいというので連れて行ったが、大人の料金を浮かすために付き添うのは片親だけにしたこともあった。

小倉将信こども政策担当相は、子連れの人の優先レーン「こどもファスト・トラック」を先行実施している東京・上野の国立科学博物館を視察した。政府の少子化対策の試案に掲げる子供や子育てに優しい社会の機運醸成が狙いという。

政府としてはいろいろムードづくりをしているのだろうが、少子化対策にどれほど有効か。さまざまな家族チケットの推奨や補助の方が現実的ではないか。

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