紅芋タルトが品薄に

紅芋タルト

コロナ禍から一転、沖縄に観光客が戻り始めている。那覇市の商店街「国際通り」は大勢の観光客でにぎわいをみせている。中でも、沖縄の老舗菓子メーカー御菓子御殿(本社・読谷村)の店舗前には、紅芋タルトを購入するため連日長蛇の列ができ注目を集めている。

「元祖紅芋タルト」は同メーカーの主力商品で、県特産品である紅芋をペースト状にしてタルト生地と合わせたもの。ちんすこうやサーターアンダギーに並ぶ沖縄土産の定番として知られるお菓子だ。

しかし、このほど供給が間に合わず品薄状態が続いているというのだ。御菓子御殿では3月中旬から、紅芋タルトの販売を数店舗のみに限定。一日の販売数にも上限を設け、1人の購入上限も5個までと設定している。このため、多くの人が並ぶ結果となった。

品薄の原因の一つは、原材料となる紅芋不足だ。昨年夏ごろから紅芋が腐ってしまう「サツマイモ基腐病」が流行しており、出荷量が減っているという。さらに、農家の高齢化による後継者不足なども出荷量減少に拍車を掛けている。

もう一つの原因は、急激な観光客の増加。コロナ禍では、紅芋タルトの売れ行きは一時、ピーク時から7割も下がったというが、昨年末ごろから観光客が復活し始め、一気に需要が復活し、生産が追い付いていない状況だ。

3月末、朝早く国際通りの店舗に行ってみると、開店前から長蛇の列ができていた。並んでいた人に話を聞くと、「せっかく沖縄に来たのだから何としても買って帰りたい」と話す。

(K)

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