初々しかった正恩氏の妻 韓国から

昨年秋から北朝鮮メディアに金正恩氏の娘が登場し話題になっている。背景には正恩氏の妻、李雪主氏と妹、与正氏との確執があるという臆測も飛び交っているが、真相は定かでない。徳川幕府の大奥のように金氏王朝にも後ろで男たちを操る(?)朝鮮版大奥はあるのだろうか。普段から夫たちにあれこれ注文を付ける韓国のご夫人たちを眺めるにつけ、北朝鮮政治にも女性が一定の役割を果たしていると思えてならない。

ところで筆者は、若かりし日の李雪主氏を間近で見たことがある。2005年に韓国・仁川で開催されたアジア陸上大会に応援団としてやっ来きた約100人の北朝鮮女子学生、いわゆる「美女軍団」の一員として、歌や踊りで韓国の市民を魅了した時だ。年甲斐(がい)もなく4日間も「美女軍団」を追っ掛けし、その行く先々でシャッターを押しまくったものだが、その中になんと当時まだ15歳だった李雪主氏が何枚も写っていたのだ。

そういえば彼女は目立っていた。スタジアムでの応援では最前列中央に陣取って笑顔を振りまいていたし、地元大学生たちとの交流会で披露された三重唱を至近距離で撮影した時は、真ん中に立って朗々と歌い上げていた。カメラ目線でこちらを向いてくれた瞬間もあった。正恩氏の妻になると分かっていたら無理してでも声を掛けていればよかった…。まだ初々しく映った彼女が、今やあの独裁国家の大奥のど真ん中にいるとは!(U)

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