【上昇気流】(2023年2月4日)

マイク・ミニハン空軍大将(AFP時事)

「私の直感では、2025年に(中国と)戦うことになると思う」――。米空軍航空機動軍団司令官のマイク・ミニハン大将は、同年までに中国が台湾に侵攻し、米中戦争が起こり得ると警告している(小紙1月29日付)。「100年遅れの帝国主義」と呼ばれる中国はいよいよ牙を剥くか。

この国はかつて「第三世界論」を掲げていた。米国とソ連を「第一世界」、日欧の先進国を「第二世界」、途上国を「第三世界」とし、自らを第三世界の一員と位置付けて途上国と連携しようと試みた。

これを唱えたのは1974年に開かれた国連特別総会でのことだ。演壇に立ったのは後の最高指導者、鄧小平氏(当時、副首相)。小柄だが胸を張り、次の一節では声を張り上げた。

「議長! 中国は第三世界に属している。……もし中国が変節し、超大国となり世界で覇を唱え、至るところで他国を侮り、侵略し、搾取するようなことがあれば、世界人民は中国に社会帝国主義のレッテルをはるべきであり、また中国人民とともにこれを打倒すべきである」(同年4月10日)。

その言やよし、である。今日の中国はまさに世界で覇を唱え、至るところで他国を侮っているではないか。よもや鄧氏も反対すまい。彼の言に従って、はっきりこう言おう。「中国は社会帝国主義である」、そして「中国人民とともにこれを打倒しよう」と。

この声を習近平国家主席はいかに聞く。独裁者は聞く耳を持たないとでも言うだろうか。

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