2年ぶりの〝お盆〟到来 フィリピンから

11月1日はフィリピンのお盆に当たる万聖節。多くの人々が地元に帰省する祝日となっているが、コロナ禍の最中は感染対策で墓地が閉鎖されていたため、まさに2年ぶりの墓参りとなる。

今年はマルコス大統領が10月31日を特別休日に指定したことで4連休となった。これには国内観光を活性化させ経済復興に弾みをつける目的もあり、マルコス氏は万聖節の期間中に観光地を訪問するよう国民に呼び掛けた。

フィリピンでは屋外に続き屋内でのマスク着用義務が解除されるなど規制緩和が進んでいるが、まだ新型コロナウイルスの脅威が完全に去った訳ではない。そのため感染対策としてワクチン接種の完了が入場要件になっている墓地も少なくない。

しかし、ショッピングモールですらワクチン接種証明の提示が不要になっている今、屋外の墓地でこの入場要件が本当に必要なのか疑問もあるが、予想外の混雑を避けるためにも一定の歯止めが必要なのだろう。

また、フィリピンの墓参りといえば、墓前で親戚が集まりピクニックのように食事をしながら徹夜で過ごす風習がある。だが、感染対策で夜間の滞在が禁止されている墓地も多いようだ。

規制緩和が進み、限りなくコロナ禍前の生活に近づいている感はあるものの、先祖に想(おも)いを馳(は)せながら夜通し墓地で過ごせるようになるには、まだ少し時間がかかりそうだ。(F)

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