【上昇気流】(2022年10月21日)

マスクをした女性

入国制限の撤廃で、都内でもちらほら外国人観光客の姿を見るようになった。緩和後さっそく来日した人たちを温かく歓迎したい。電車の中では、日本人と同じようにマスクを着用していた。事前に説明を受けているのだろう。

電車や建物の中はルールに従ってもらうとして、屋外でも日本人がマスクをしているのに戸惑いはないか、気になるところだ。政府見解では、屋外ではマスク着用は不要とされているのに、ほとんどの人がマスクをしている。

時事通信が6月に行ったアンケートでは、会話をする場合も想定した今後のマスク着用について「屋外は着用しなくてもよい」と答えた人は「屋内外とも不要」と合わせて約62%だった。それでもマスクを着用するのは、着脱が面倒くさいのと、周りの人の眼(め)が気になるからだろう。特に日本人の場合、後者が多そうだ。

政府見解が示されたものの、政府はその後、積極的に広報し推奨してこなかった。「見解は出しましたから、お好きにどうぞ」では、国民は動かない。

欧米では脱マスクの流れが進んでいる。米ニューヨーク州は9月に地下鉄など公共交通機関でもマスク不要とし、英国でも1月から公共施設でマスク着用の必要がなくなっている。国民性の違いと言えばそれまでだが、インバウンドが増えてくれば、そうとばかりは言っておれないだろう。

政府は近くマスク着用の基準を見直すとしているが、積極的に広報しなければ同じことだ。

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