
3年ぶりの行動制限のないお盆休みで、帰省ラッシュがピークを迎えている。子供などは3年も見ないと、見違えるように成長するものだ。故郷のおじいちゃんやおばあちゃんは、さぞかし目を見張ることだろう。
それはいいのだが、やはり気になるのは新型コロナウイルスの感染だ。重症化リスクの高い高齢者への感染は避けたい。もちろん、子や孫を迎える祖父母も、ワクチンの4回目接種を行っていると思う。
厄介なのは、感染していても無症状の場合が少なくないことだ。東京都は18日まで、都内の主要ターミナル駅に臨時の無料ウイルス検査場を開設した。JR品川駅、東京駅、新宿駅、上野駅、池袋駅、バスタ新宿の6カ所で、無料の抗原検査が受けられる。
対象は無症状の人で、事前予約性だが、空きがあれば当日も受け付けるとのこと。都は、高齢者と会う機会のある人たちに積極的な活用を呼び掛けている。都民以外も受けられるという。
気流子もお墓参りの帰省を予定しているが、昔の友人から今度はぜひ会いたいと誘われている。1、2年前とは地方もだいぶ雰囲気が変わってきているようだ。第7波で過去最多の新規感染者が出ているものの、重症化する人が比較的少ないためだろうか。感染症法上の位置付けを「2類相当」から季節性インフルエンザ並みに見直す動きも影響しているかもしれない。
とはいえ、油断は禁物だ。基本的な感染対策を怠らず、楽しい帰省にしたい。