未交付のナンバープレート1000万枚? フィリピンから

フィリピンのお役所仕事は遅いことで知られるが、運転手にとって頭痛の種となっているのがナンバープレートの交付だ。

このほど陸運局は1000万枚という膨大な数のナンバープレートが未交付になっている実態を明かした。それによると2017年に申請されたナンバーですら交付が滞っているという。

問題は製造ラインの致命的な遅さにあるが、最近ではコロナ禍の交通規制や燃料価格の高騰などを受け、販売数が急増したバイクの登録が年間120万台を超える勢いとなっており、ナンバープレートの製造が追いつかない状況に拍車を掛けている。

マルコス政権で新たに任命された運輸省長官は、このほどナンバープレート製造工場を視察し、人員を倍増して24時間体制で製造を行う方針を示した。これでも追いつかない場合は外部委託も検討するという。

街中でバイクや車がナンバープレート無しで走り回るのはいたって普通の光景で、中にはアニメに影響され、日本のナンバープレートを模した自作仮プレートを付けて走る車も見掛ける。

この状況なので犯罪者がナンバープレートを外した車両を使っても目立たず、容疑者の特定が難航するなどの影響も出ている。

フィリピン人の間では、ナンバープレートが交付されるより先に車が廃車になってしまうという、笑えないジョークも広まっている。(F)