【上昇気流】(2022年7月29日)

奈良市で開催した全国知事会議=28日午前

新型コロナウイルス新規感染者が全国で23万人を超え、最多を更新した。そんな中で3年ぶりに対面で開かれた全国知事会では、新型コロナの感染症法上の扱いを見直すことなど対策を転換すべきとの意見が相次いだ。

神奈川県の黒岩祐治知事は「いつまでも『2類相当』では実態と合わず、社会経済活動が止まってしまう」と季節性のインフルエンザと同じ「5類」に見直すべきと訴えた。北海道の鈴木直道知事は「オミクロン株は99%が軽症であることを踏まえ、議論を進めるべきだ」と指摘。

一方、東京都の小池百合子知事は「入院者が増加する中、4回目のワクチン接種の対象拡大や国産飲み薬の後押しをお願いしたい」と述べた。

ワクチンの追加(3回目)接種率は長く62%台にとどまっている。今の感染の拡大は若年層が中心で、東京都では7月に入り新規感染者の約6割が30歳代までで占められている。その若年層の追加接種が進んでいない。メディアは、なぜかそのことをあまり報じない。

問題は若年層から重症化リスクの高い高齢者に感染が広がることだ。高齢者の4回目接種は第7波で加速されているようだ。65歳を超えている気流子もきょう、近くの集団接種会場で4回目接種を受ける。

過去3回はファイザー社製だが今回はモデルナ。これまではほとんど副反応らしいものはなかったが、今度は出るかもしれない。それでもコロナに罹(かか)って重症化するよりはましだと思っている。

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