沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺の領海に5日未明から侵入している中国海警局の「海警」2隻について、第11管区海上保安本部(那覇市)は7日午後、領海内の連続滞在時間が2012年9月の尖閣国有化以降、最長だった64時間を超えたことを確認した。
2隻は「海警1302」と「海警1401」で、5日午前4時35分ごろから相次いで領海に侵入し、操業中の日本漁船に接近する動きを見せた。
7日午後8時36分現在も領海内にとどまっており、海保は領海から出るよう求めている。
海警船の滞在時間は、20年10月に57時間39分、先月23日には64時間と長期化のペースが速まっている。(沖縄支局)