【上昇気流】(2022年6月26日)

ホタル

新聞に地元のホタル祭りのチラシが入っていた。もはや祭りは終わったが、記憶に焼き付けられたのは、新型コロナウイルス禍で祭りがしばらく休止していたからだった。3年ぶりだという。

ホタル祭りといっても、自然のホタルは少なく、人工養殖したものや地方から移送したものが多い。ホタルと聞くと、思い出す風景がある。母方の実家に遊びに行った時に、従弟と共に夜の水田に出掛けて見た、満天の星空の下に無数に飛び交うホタルの姿だった。

その後は夏休みには、ホタルよりもカブトムシやクワガタムシばかりを追い掛けた。命のはかないホタルよりも、甲冑(かっちゅう)のように光る強い甲虫が子供心には魅力的だったからだろう。

梅雨が終わると本格的な夏になるが、コロナ禍もやや収まったせいか、旅に出掛ける人が多くなった。韓国の観光ビザを取るために徹夜も辞さずに領事館の前に並ぶ人がいたとのニュースもある。ユーチューブの旅関連の番組では、一斉に海外へ出国したユーチューバーが少なくないようだ。ヨーロッパや東南アジアで喜びの声を上げているのを見た。

声といえば、参議院選挙が始まり、選挙カーの声も時々聞こえてくる。昔のように、朝から晩まで大声で名前の連呼という騒音めいたことはない。選挙戦の後半に至り過熱するのだろうが、今のところ静かな印象だ。

真夏のような暑さが続いている。旅も選挙もこれからが本番である。良識ある行動を願いたい。