高校生だけど高給取り イスラエルから

イスラエルには、シャーピーズと呼ばれるハイテク企業で働く高校生たちがいる。パソコンのスキルに長(た)けた生徒たちは、週に2、3日だけ出勤し、他の社員と共に仕事に取り組んでいる。高校2年生と3年生だが、意見を求めたり質問したりしてくる社員に解決策を提示し、感嘆されているという。

シャーピーズに選ばれた生徒の中には、高校在学中に大学のコンピューターサイエンスの単位を取得する者や、高校卒業後に軍隊の入隊を1年先延ばしにして、会社でキャリアを積む者もいる。彼らが一様に言うのは、お金を得ることを目的にしていないことだ。会社に行って自分の倍以上年の離れた人と対等に仕事をすることや、自分の意見や提案に感謝されることがうれしく、やりがいがあるという。

同じ年頃の高校生は、時給25シェケル(約950円)でウエートレスやベビーシッターなどのアルバイトをしているが、シャーピーズはその3倍以上の時給をもらって働いている。

学校の先生は、どう思っているのか。なんでも、彼らは学校での成績も良いので、2、3日授業を休んでもすぐ取り戻せるという。自分の学校やクラスから、こうした優秀な生徒が出るのは、とても誇らしいそうだ。イスラエルでは教職員の給料が比較的安く、シャーピーズの生徒は、先生たちよりも高い給料をもらっている。

13歳でプログラミングを始め、才能を買われて時には親以上に稼ぐ高校生。さすがハイテクの国、イスラエルだ。(M)