ちむどんどん効果で方言ブーム?

最近、本土に住む知人や友人から沖縄方言に関する問い合わせが相次いでいる。4月にスタートしたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」で使われている言葉の意味や実際に使われているのかどうかという素朴な疑問だ。

「ちむどんどん」は「胸が躍る」「わくわくする」という意味だが、実際に話し言葉で使っているのかという質問が多い。意味は分かっているものの、県民同士の会話でこれまであまり聞く機会がなかったというのが正直な印象だ。

驚愕(きょうがく)する時に使う「あきさみよー」「はっさ」に対しても、どういう意味なのか複数の人から尋ねられたが、これはかなりの頻度で使われている。「とても」を意味するなど、言葉を強調する時に使う「でーじ」、「本当か」と尋ねる「真剣」はもちろんのこと、「どうしようもない」を意味する「ちゃーならん」などは実生活でもよく使われる。

方言指導をしているのは沖縄言葉研究の第一人者で、沖縄市出身の藤木勇人さん。沖縄言葉をまとめた書籍やCDを出版していて評判が高い。20年前の朝ドラ「ちゅらさん」でも方言指導を担当した。

沖縄ブームのきっかけとなった「ちゅらさん」だが、その放映時は、方言が使われるときは字幕で補足が入ることが多かった。だが、「ちむどんどん」では、方言に対する説明がないまま放映されている。

沖縄復帰50周年記念式典で全国知事会の平井伸治会長(鳥取県知事)は沖縄方言であいさつ。沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」を歌った後、「ちむどんどんする沖縄を」と締めくくった。沖縄方言が全国的に浸透していることを実感させられた。

(T)