コンビニおにぎりがお目見え フィリピンから

フィリピンでも日本食は人気で、日本人が足を運ぶような本格的な店から、お手頃な庶民向けの店までバラエティーも豊む。

以前は「トーキョートーキョー」という、いわゆる「なんちゃって日本食」を提供するファストフード店が有名だったが、近年になり日本のラーメンチェーン店が相次いで進出するなど、日本人でも満足できるような店も増えてきた。

このような背景には、一つにコロナ禍の前にお手頃な日本旅行ツアーが人気を集め、本物の日本食の味を知ったフィリピン人が増えたことが挙げられるだろう。

最近では、大手コンビニエンスストアで「おにぎり」や「手巻き寿司」が販売されるようになっている。どちらもパッケージは日本のコンビニ製品そのもので、おにぎりの具はお馴染みのツナマヨという拘(こだわ)り具合だ。

実は、以前もカレー弁当が販売されていて在住日本人の間で話題になっていたが、最近は見掛けないところを見ると定着は難しかったのかもしれない。

ほかに意外と見掛けるのが「たこ焼き」の屋台で、見た感じはそっくりだが、肝心のタコが入っておらず、ほかの食材だったりソースが激甘だったりと、名前だけが独り歩きしている印象。日本の味を期待するとガッカリするかもしれないので注意が必要だ。(F)

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