上昇気流(2022年2月18日)

新型コロナウイルスワクチンの3回目接種券が、神奈川県に住む高齢者の気流子にも3週間ほど前に送られてきた。中を開いてみて「何だ」と思った。
同封された書類には「予約開始日」が3月12日、「接種実施日」が3月27日からとなっている。接種する頃には、第6波のピークもとっくに過ぎているだろう。

自衛隊大規模接種、東京会場が運営再開
自衛隊の新型コロナウイルスワクチン大規模接種会場。左はワクチン接種を受けに訪れた男性=31日午前、東京都千代田区(代表撮影)

6カ月でワクチンの効力が低下することが懸念されていた昨年11月の段階で、3回目接種について後藤茂之厚生労働相は、なぜか「2回目との間隔は原則8カ月」と固執。その後、前倒しに積極的に動きだし、昨日の会見で岸田文雄首相は、ようやく1日100万回のペースになってきたと胸を張った。しかし、全体の接種率は11・9%、高齢者の接種率も29・4%にすぎない。最初の出遅れが今も響いている。

さて接種券もどこかに仕舞ったままにしていた気流子だが、前倒し接種の情報がいろいろと伝えられるので、市のコールセンターにもっと早く接種できないのかと問い合わせてみた。すると、前に接種を受けた近くの医院で今月末の接種予約が拍子抜けするくらい簡単に取れた。

「求めよさらば与えられん」ということなのかもしれない。しかし前倒しが可能になったのであれば、なぜ文書で通知しないのだろうか。少しでも早く受けたいと思っている高齢者は多いはずだ。

前倒し接種に拍車が掛からないのは、副反応への懸念より、政府や自治体の真剣さの不足にあるのではないか。

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