上昇気流(2022年1月6日)

勝淵神社

東京では正月の三が日、快晴の日が続いた。初詣に出掛けたのは地元の小さな神社だった。自然の豊かな素晴らしいロケーションで、いつ行っても憩いの場所として迎えてくれる。

東京都三鷹市にある「丸池の里」の勝淵神社だ。北から流れてきた仙川が東にカーブしていく内側にあり、周囲を四つの公園が囲んでいる。雑木林、梅林、池、小川、原っぱ、田圃(たんぼ)まである。神社と雑木林が一体となった生物空間だ。

神社前の新川丸池公園には湧水池の丸池があり、昨年11月にかい掘りが行われたという。4週間干された後、12月半ばに水が入れられたそうで、水は澄んでいた。目立った外来魚はいなかった。

神社前の通りを初詣の人たちが行き来していた。初詣の旗が立ち並び、社殿には2本の国旗が立てられ、扉も開かれていた。参拝して奥に祀(まつ)られた鏡を拝見させてもらった。社殿内に武将の絵もあった。

この土地はかつて、柴田勝家の孫、柴田勝重が、大坂冬の陣、夏の陣の功労として、徳川家から拝領した村だったそうだ。入村して陣屋を構え、祖父伝来の兜(かぶと)を水神の森に納めて社殿を建立した。それが勝淵神社の由来だ。

社殿の東側奥に、それを伝える兜塚がある。丸池は一度、埋め立てられたが、市民が参加してプランが作られ、2㌶の公園になった。平成12年のことだ。里が家族たちに親しまれているのを見ると、勝重もまた子供を愛した武将ではなかったかと想像された。

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