世界日報 Web版

不審なテキストメッセージにご用心ー米国から


地球だより

スマホ

 ある日、「あなたはスティーブンさんですか。友人のエミリーから紹介されました」という人違いのテキストメッセージがスマホに届いた。無視しようかとも思ったが、間違いを知らせた方がよいだろうと思い、「私はスティーブンではない」と返した。

 すると、「すみません、でもスティーブンさんではないのですか」とまたもや聞いてきたので、不審に思い、「そうではない」とだけ返事した。これには、迷惑を掛けて大変申し訳ないなどと、丁寧な謝罪の言葉が花束の絵文字と共に届いたので、特に悪い人でもなさそうだと思った。

 ところが翌日、今度は別の番号から「私はセレナです。デービッド教授、私のことを覚えてますか」というメッセージが来た。2日も続けて人違いのメッセージを受け取るなどということはあり得ず、これらが何かの罠(わな)であることは明らかだった。

 これについてインターネットで検索すると、すぐに分かった。間違いを装って相手を会話に誘い込み、ヌード写真を見せたいなどと言って出会い系やアダルトサイトに登録させたり、クレジットカード情報を提供させたりするという詐欺だという。

 テキストメッセージで連絡を取る機会が多く、見知らぬ人とも気さくに会話を交わすことが多い米国人のことなので、中には引っ掛かる人もいるかもしれない。あの手この手で心の隙を狙う詐欺の手口の巧妙さに驚かされるとともに、改めて用心が必要だと思わされた。(Y)