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ワクチン接種必須の社会に ーフィリピンから


ワクチン接種が進んだおかげかマニラ首都圏の新型コロナウイルス感染者数が大幅に減少している。これに伴い感染防止のための規制を緩和する動きが進んでおり、数週間前までは考えられなかったような人混みが各地に戻っている。

 週末のショッピングモールに人出が戻った最大の理由は、子供の外出が認められたことが大きい。家族主義のフィリピン人にとって、子供を家に残してお出掛けなど考えられないのだ。

 子供の外出は原則的に保護者の同伴が必要だが、屋外での運動は認められており自転車で走り回る子供の集団も見掛けるようになった。夜間外出禁止令も撤廃が決定されたことで、コロナ禍の最中ずっと閉鎖されていたバーやクラブも再開されるとの期待が高まっている。

 まるでコロナ禍前に戻ったかのような解放感だが、決定的な違いがある。それはワクチン接種を2回終えていないと飲食店などの屋内サービスを利用できないことだ。

 個人的に一番困っているのは理髪店で、ワクチン接種を完了していない客は門前払いだ。一部には屋外で青空散髪を行っているところもあるようだが、筆者がいつも利用しているのは、あいにくモール内にある。

 先月ようやく日本で承認されているワクチンを無事に打つことができ、2回目は約半月後だ。それまでもうしばらくは、ボサボサの髪と付き合うことになりそうだ。