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沖縄は特攻隊の「聖地」


沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 2日夕方より、那覇市内の県立博物館・美術館「講堂」で「自虐史観、被害者史観から脱却し、誇りある沖縄へ」と題した集会(主催・沖縄対策本部)が行われ、約150人が集まった。

 沖縄では、沖縄の歴史と現在に真正面から向き合って「誇りある沖縄」を取り戻そうという集会は珍しい。もちろん地元マスコミではほとんど取り上げられない。

 集会では「日本を守るのは誰なのか――軍拡を続ける中国の野望」と題したノンフィクション作家・河添恵子氏の講演のほか、沖縄県神社庁事務局長の大山晋吾氏による「剛毅にして純朴なる県民性とその敬神崇祖の土壌」と題した講話、そして県在住、出身者の若者3人の主張があった。

 印象的だったのは、平成元年から23年まで靖国神社に奉職し同24年に沖縄波上宮に赴任した大山氏が「沖縄は特攻隊の聖地なんです。命を賭して沖縄を守ろうとした英霊たちに対しても、決して尖閣諸島、沖縄を奪われてはなりません」と訴えたことだ。

 「つばさ散り 操縦桿は 折るるとも 求めて止まじ 沖縄の海」(19歳の浜田斎・旧陸軍少尉の辞世)

 「死するとも なお死するとも わが魂よ 永久にとどまり 御国まもらせ」(23歳の緒方襄・旧海軍少佐の辞世)

 まさに、若くして祖国のために沖縄洋上で亡くなった特攻隊員にとって沖縄は「聖地」であり、守るべき国である。

 沖縄では先の沖縄戦で多くの県民が犠牲となった。ただ、沖縄の地と県民を米軍からの攻撃から守るために、米艦隊に激突した若き本土の青年たちがいたことも忘れてはならない。(H)