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コロナ禍のサマーコテージ人気ーフィンランドから


地球だより

 不動産業界のこのほどの発表によれば、サマーコテージの人気が昨年から上昇しているという。サマーコテージの価格は長期にわたって下落していたが、コロナ禍で在宅勤務が増えたことや、自然に囲まれた安全な場所で仕事をして過ごしたい人が増えたためだ。

 昨年の平均価格は約6%上昇し9万ユーロ(約1171万円)となった。また、将来サマーコテージを建てるための用地の購入も増加したという。

 サマーコテージの広さはそれほどでもなく、寝室1室だけのコテージが多く、トイレも水洗式ではなく外に設置される。水道がないので水を用意しないといけないコテージも多い。

 それでも、サウナに入ったり、湖で泳いだり、森の中を散策したりできるので、コロナ禍を避けて過ごすには十分だし、テクノロジーの発展によりネットへの接続は問題ない。

 以前は、サマーコテージの管理や維持に時間を費やすより、コテージを借りるなり旅行に出掛けるなりする人が多かった。特に若者たちは、トイレや水道が設置されていないコテージを避ける傾向があった。

 だが、パンデミックで旅行もできなくなり、行動範囲も制限され、いつ収まるか分からないコロナ禍によって、ライフスタイルが見直されてきたということだろう。

 ちなみに最近の調査によれば、53%が郊外または小さな町に住みたいと答え、26%が人口の少ない地方に行きたいと答えた。都心に住みたい人は15%、海外に引っ越したいと答えた人は4%だった。

(Y)