世界日報 Web版

野球でアラブ諸国と交流ーイスラエルから


地球だより

 あまり知られていないが、イスラエルにもイスラエル野球協会(IAB)が存在する。

 1986年にIABが設立されて以来、地道に実績を積み重ねたナショナルチームは、アフリカ・欧州2020オリンピック予選で優勝し、東京オリンピックへの出場権を手にしていた。延期されたオリンピックに備え、選手たちはオンラインで連絡を取り合いながら自主トレーニングに励んでいるそうだ。

 IABにはリトルリーグも存在する。昨年のイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)との国交正常化に伴い、IABとUAEのドバイ・リトルリーグは1月、「フィールド・オブ・ピース」トーナメントの開催を発表した。IABリトルリーグチームは、3月21日から25日までドバイで行われるトーナメントに出場し、今年の秋には、ドバイ・リトルリーグチームがイスラエルに来て試合する予定だという。

 今回のドバイでのトーナメントには、他の湾岸アラブ諸国のチームも招待されており、実現すればイスラエルと湾岸アラブ諸国の子供たちが野球を通して交流できる、夢のような場となる。

 こうした国際的な試合に向けて、IABは二つの都市に新たな野球場の建設を進めている。イスラエルではサッカーやバスケットボールに比べて、野球は退屈なスポーツというイメージだが、野球好きな日本人としては、イスラエルとアラブ諸国との交流に野球が一翼を担うと聞いて、とても喜ばしく感じている。

(M)