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ハリウッドがやってくるーフィンランドから


地球だより

 新型コロナウイルスの感染が米国や他の欧州の国に比べて少なく、状況が比較的安定しているフィンランドは、ハリウッドの映画プロダクションの関心を集めている。今年は既に三つの映画プロダクションがフィンランドでの映画撮影を計画している。

 ハリウッドのある米国をはじめ世界各国では新型コロナで映画撮影が事実上停止していることもあり、また、フィンランド第二の都市タンペレでの昨年の映画祭や撮影の成功が映画製作者たちの間で評判となり、さらなる関心を呼んだというわけだ。

 ハリウッドのプロダクションは撮影に関し、フィンランドの映画プロダクションの協力も当然必要としており、フィンランド側としても全面的協力を惜しまない意向だ。

 フィンランドにやってくるプロダクションの映画製作予算のほとんどは、日本円で1億5000万~5億円程度で、50億円以上の予算の大ヒット作品に比べると俳優や撮影スタッフの滞在期間が長期となる。フィンランド映画プロダクションのアンニ・ウェスマンさんは、ハリウッドがフィンランドで映画撮影を行うことに関して、フィンランドのフィルム関係者にとって素晴らしいニュースだと歓迎している。

 かって東西冷戦時代には、その関係の映画撮影がフィンランドで行われていたが、今回は新型コロナのパンデミックによる意外な活況がもたらされたようだ。

(Y)