世界日報 Web版

山田寛の国際レーダー rss

仏メディアにあふれた「カミカゼ」

 テロに明け暮れた今年。IS(イスラム国)の特大テロに襲われたフランスの報道を追っていて、心に刃物が突き刺さった。kamikazeという語がいっぱいだったからである。  英語その他にも「カミカゼ」は入っている。2001年…

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対IS、三つの手術 決断と覚悟が迫られる

 パリのテロ事件後、日本の左派メディアには、対IS(「イスラム国」)空爆強化批判が多かった。「対話と貧困者支援でテロ根絶」から「安倍首相は、『テロ組織加入を考えている諸君…世界をよりよくするため共に歩もう』と呼びかけよ」…

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スー・チーさん これからが正念場

原理主義より柔軟性を  世界的に民主主義国が増えない中、ミャンマー総選挙で、アウン・サン・スー・チーさんの「国民民主連盟」(NLD)が超大勝した。スー・チーさんは通算15年も軟禁、投獄された苦難の末、とうとうここまで来た…

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オバマ米国と平和賞の呪縛 南シナ海対決で解けるか

 今年のノーベル平和賞は、「アラブの春」の民主化と過激派テロが同居する国チュニジアで、国内対話を進め、民主化を守ってきた4団体、「国民対話カルテット」の受賞が決まった。地域の民主化運動全体への波及効果が期待される。  ノ…

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アフガニスタンもまた厳しく

元レジェンドも舞台に再登場  難民、ロシア軍空爆、イスラム超過激派IS。シリアは混沌の極みだが、アフガニスタン情勢も厳しくなってきた。9月末、反政府ゲリラのタリバンが、北部の州都クンドゥズを一時制圧した。政府軍がその後奪…

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厳しい写真も直視しよう 難民幼児の死と軍事パレード

 1枚の写真が、欧州と世界をゆさぶった。  今月初め、トルコからボートで欧州を目指した3歳のシリア難民、アイランくんの悲しい水死体写真。日本の新聞やテレビは海岸の遺体をズバリ出さなかったが、欧米では出したマスメディアも多…

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心配な非民主タイ 中国への傾斜が進むのか

 今月中旬、アジアに響いた三つの爆発・砲撃音。  天津の超大爆発は、「経済発展の裏の人命軽視と情報統制」を露呈した。タイ・バンコクの爆弾テロは、犯行目的などまだ不明だが、親中国へ傾斜するタイ軍事政権が、ウイグル人難民を強…

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正恩氏が広島にやって来る日

外国人青少年を被爆地に  8月6日を前に広島に行った。平和記念公園と資料館は、山口で開催中のボーイ&ガールスカウト世界大会の参加者が団体で訪れていて、外国の少年少女がいっぱいだった。  外国人、特に若者が大勢見学に来てく…

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地中海のボートピープル、ギリシャなどに支援・連帯表明を

 6月下旬、ギリシャとイタリアを回った。金融危機ではなく、地中海の難民・移民のボートピープル問題の調査旅行である。  ギリシャ国民の経済困難の兆候はいっぱいだった。首都でも閉じた店舗が目につく。78歳と76歳の老夫婦は、…

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サミット今昔感 欧州の主役への復帰がカギ

 先日ドイツで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)は、中国やロシアの力による現状変更の試みへの明確なNOを、宣言に盛り込んだ。その方向へ強くリードしたのは安倍・日本で、「日本が国際政治のプレーヤーになった」(櫻井よ…

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天安門でも、どこでも 頑張る母たちへの応援歌

 今年も、「天安門の母」は、がんじがらめに監視されて6月4日を迎えた。26年前のこの日、北京の天安門広場で、民主化を要求する学生や若者が戦車で押し潰された。中国共産党は死者が319人と発表したが、実際はずっと多そうだ。 …

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拉致被害者の救出 対金正恩真剣勝負に結集を

 1980年代のパリで、韓国で投獄された後亡命した老画家夫妻と知り合った。実に柔和で優雅な二人だった。だが後に、夫妻が、西欧から韓国人を北朝鮮に拉致する工作員だったとの公安情報を知り、仰天した。北朝鮮の拉致工作の淵の深さ…

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言論戦、女性の人権、難民 ベトナム戦争40年で考える

 4月30日は、ベトナム戦争終戦40周年の日だ。戦争は73年1月のパリ和平協定で米軍が撤退した後も続き、75年のこの日、北ベトナムと解放戦線の共産軍が、南ベトナムの首都、サイゴン(現ホーチミン市)を攻落した。72~74年…

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AIIB参加見送りは正解 中国の新秩序戦略を受け入れず

 1990年代前半、ワシントンで米議員らから言われた。「日本ももう少し、人権や民主主義重視の外交をしてほしい」  日本は、日米首脳会談の共同文書などでは、民主的価値を共有する両国は…などと見栄を切るが、外交の実践ではその…

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冷戦の真実も認めるべきだ 外国報道機関も語り継ぐ責任

 「また政権に物を言えない国になるのか」  3月1日、モスクワで、前々夜暗殺された野党指導者、ボリス・ネムツォフ氏の追悼デモが行われた。その参加者のつぶやきだ。  同氏は「プーチン大統領はウクライナにロシア正規軍がいない…

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実証と心をつなぐ交流と 「KANO」を観て感じたこと

 台湾映画「KANO」を観た。1931年、日本統治下の台湾から甲子園の全国中等学校野球大会に出場し、準優勝した嘉義農林学校の実話である。  当時そのまま、せりふの90%が日本語で、台湾の出演者も懸命に日本語を話している。…

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テロとの闘いと哀悼と 日本はやはり弱い環なのか

 テロ、テロ、テロで年が始まり、日本人人質2人も虐殺された。2点言いたい。  第1点は、普段からの対テロ国際協力強化が絶対重要なこと、だが日本は、国と国、各国内の分断をねらうテロ組織の前で、最も分断されやすい弱い環のまま…

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安全保障と歴史認識の闘いの年 平和ボケと沈黙癖を脱しよう

 2015年。中国は「抗日戦争勝利70年」を大宣伝し、海洋進出(侵出)もさらに強めるだろう。日本外交、安全保障の正念場の年だ。  安倍・自民党は、総選挙の勝利直後から、「国民の理解を得て、今年の通常国会で集団的自衛権行使…

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朝日新聞と日本の国際報道、負のくびきと無反省

 今年の回顧。報道・言論界の大激震、朝日新聞問題を、日本の国際報道全体の観点から少し見てみたい。  日本の国際報道は、①外国首脳との単独会見、②多数の外国駐在特派員、③お墨付き記者の特権的取材――を売り物としてきた。それ…

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これは教育の戦いだ 子ども兵士、子ども人間爆弾NO

 「アラーがお前を選ばれた」。  イラクとシリアで支配を広げる過激派組織「イスラム国」への懸念は、強まる一方だ。その大きな懸念の一つが、子どもの兵士、テロ戦士の使用である。国連人権高等弁務官は9月、子どもを彼らから護(ま…

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民主主義・自由の苦闘、積極的貢献求められる日本

 この夏は、国際政治にも暑い夏だった。  イラク、シリア、ガザ地区、リビア、ウクライナ…の戦禍。イスラム超過激組織が台頭、「アラブの春」は息絶えた。ナイジェリアの女子生徒拉致のテロ集団は、10歳も含む女性による連続自爆テ…

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カンボジアでの競い合い、日本健闘も中国の援助急増

 カンボジアの旧ポル・ポト政権の「虐殺革命」を裁く特別法廷が7日、同政権の生き残り指導者2人に、無期禁錮(最高刑)を言い渡した。1970年代に、150万人以上を死に追いやった暗黒革命の一部分についてだが、元中枢指導者への…

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中国にどう対処するか 「静かな日本」は卒業しよう

 中国の習近平国家主席が訪韓し、中韓反日スクラムを一層固めた。日本はどう対処するか。即効薬は見つからない。  「戦争のできる国にするな。中韓との首脳会談へ踏み出せ」とさけぶ新聞がある。  だが、特に「核心的利益」を振りか…

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