世界日報 Web版

アジア・オセアニア rss

「赤と黄」の通過儀礼ータイから

地球だより  タイ人の誇りの一つは、近隣国が西洋諸国の植民地となった時代にも独立を維持してきた歴史にある。それが可能になったのは、インドシナを植民地にしたフランスとインドを植民地にした英国に対し、中立の中間線が必要と説い…

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比大統領 全国的規制緩和却下

 フィリピンではコロナ禍で高い失業率が続くなど早期の経済復興が期待されているが、感染対策の移動制限などが足かせとなり経済回復とは程遠い状況が続いている。政府内では全土を対象に規制緩和を行い、観光などを促進し経済復興に弾み…

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ミャンマー デモで示された民意尊重せよ

 国軍によるクーデターが起きたミャンマーでは、大規模なデモが行われるなど抗議行動が続いている。  治安部隊がデモ隊に発砲し、これまでに3人が死亡した。こうした暴挙は容認できない。国軍は民意を尊重し、政権の座から降りるべき…

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英製インド産ワクチンは救世主ーネパールから

地球だより  ネパールでは、2008年に王政が廃止されたが、昨年末から特に王政復古のデモが広がっており、このデモの直接的原因は「政府のコロナ対策の失敗」であると地元有力紙は分析している。  たとえ王政復古で国王がコロナ禍…

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米の台湾支持の姿勢は変わらず

財団法人李登輝基金会顧問 早川 友久  台湾でも昨年12月の米国大統領選挙には大きな関心が寄せられていた。同盟国である日本が注視するのと同様、あるいはそれ以上に、台湾もまた米国の国内法である「台湾関係法」によって実質的に…

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インド氷河崩壊、現実となった突発洪水の教訓

 インド北部ウッタラカンド州のガンジス川上流部の支流で発生した洪水をもたらした氷河崩壊は、水源のあるヒマラヤ山脈周辺の氷河に対する地球温暖化の影響によるものとの見方が有力だ。  気候変動がもたらす自然災害は年々深刻の度を…

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謎多き明治初期の軍人「吉原元帥」こと吉原小造

【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(11) 台南市郊外に鄭成功配下の謝永常や趙勝と並んで祀らる  台湾が世界史の中に組み込まれたのは16世紀中頃のことである。ポルトガルの船が台湾近海を航海中、船員が緑溢(あふ)れる台湾島…

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寂しい旧正月行事の中止ーフィリピンから

地球だより  フィリピンのマニラ市には世界最古と言われる中華街が今も存在し、中華系フィリピン人も多く住んでいて異国情緒を感じる街並みは人気の観光スポットだ。  意外かもしれないが経済が中華系の財閥に牛耳られていることもあ…

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「自由で」戦略に不都合な 東南アジアの反自由・強権化

 ミャンマーの劇的な政変は、この国の民主化時計を午前零時に戻してしまうのか。膨張中国と日米豪印の「自由で開かれたインド太平洋」戦略の間で、東南アジア諸国連合(ASEAN)の国々がどちら寄りになるかは、大きなカギとなる。だ…

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ミャンマー 国軍の民主化潰しを憂う

 ミャンマーでクーデターが起き、国軍が政権を奪った。  国軍は、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相ら政府・与党幹部を拘束した上で、1年間の非常事態宣言を全土に発令し、国家の全権を握った。2011年3月に民政移管された…

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バッテリー宅配ビジネスーミャンマーから

地球だより  ミャンマーの地方を歩くと、コブ牛が藁(わら)を山積みにした牛車を引いている昔ながらの光景を目にする。ただ手綱を握る人の手にはスマホがあったりするから、近代化の波は地方にまで確実に押し寄せている。  スマホの…

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比,新型コロナ変異種上陸で防疫強化

 フィリピン国内で新型コロナウイルスの変異種が確認され政府が警戒を強めている。海外からの帰国者のほか市中感染とみられるケースも確認されており、隔離期間の延長など入国者に対する水際対策の強化も検討されている。経済対策として…

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真摯なコンビニ店員ーネパールから

地球だより  日本に帰国した際、ある街の駅前のコンビニに行った時のことである。買い物客の列に並んでいるとレジから非常にハキハキとした声が聞こえてきた。それは、ネパール人の青年店員であったのだが、買い物客に丁寧な対応に努め…

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ウイグル族迫害は「集団虐殺」 米国務長官認定

ブリンケン氏も同意  ポンぺオ米国務長官は19日、中国政府による新疆ウイグル自治区のウイグル族ら少数派の迫害について「ジェノサイド(集団虐殺)」かつ人道に対する罪だと認定したと発表した。トランプ政権最終日にジェノサイド認…

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部下たちの命を救った警部、廣枝音右衛門

【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(10) 台湾総督府巡査として台湾に渡り、地元民から厚い信頼を得る  緑深い原生林に覆われた台湾苗栗県にある標高491メートルの獅頭山は、台湾仏教の聖地として有名である。「獅頭」という名…

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季節感を取り戻した新年ーフィリピンから

地球だより  フィリピンの新年は、悪霊を追い払うため派手な花火や爆竹の爆音とともに迎える風習がある。しかし今年は、感染対策により多くの自治体が花火禁止を打ち出した。今回はさぞかし静かな異例の年越しになると思っていたが、実…

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香港、ウイグル、チベット

「中台統一」口実に長期政権狙う 三峡ダム攻撃、台湾のカウンターパワーに 台湾 アジア太平洋交流学会会長 澁谷 司  中国全人代常務委は先月26日、閣僚人事で少数民族政策を担当する国家民族事務委員会主任に中国で大多数を占め…

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コロナ禍で広がる教育格差-フィリピンから

 コロナ禍で通学する子供たちの声が地域から消えて久しい。年末、厳格なロックダウン(都市封鎖)こそ解除されたが原則的に18歳以下の未成年者は外出禁止だ。学校も3月からずっと閉鎖している。  全国でインターネットを使った遠隔…

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20年の世界 コロナ禍への反省なき中国

 2020年は、中国・武漢発の新型コロナウイルスが猛威を振るった一年だった。全世界で8000万人以上が感染し、約180万人が死亡。経済にも大打撃を与えた。  一方、中国はコロナ禍の中でも香港への統制を強化し、覇権への野心…

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米次期政権の外交と東アジア 日韓リモート座談会

対中圧迫 同盟国は制限的 申 米エリートが警戒感を共有 遠藤 米中協力で北圧迫は困難に 陳 現状「凍結」下で北核増強も 遠藤  陳 米大統領選挙で民主党のバイデン元副大統領が選出される状況について日本はどう見ているか。 …

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観光鎖国でサバイバルータイから

地球だより  タイは新型コロナウイルス封印に成功したかに見えていた。だが最近、感染者急増の趨勢(すうせい)にある。年間4000万人近くが訪問し、7兆円ほどの観光収入をはじき出すタイの観光産業の苦しみは、まだまだ先が見えな…

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フィリピン 警官の親子射殺に猛批判

 フィリピンのルソン島で現役の警官が、隣人の親子を射殺する残忍な事件が発生し人々の怒りを呼んでいる。被害者の家族が事件の一部始終を記録したビデオはネット上でまたたく間に拡散され、警官への迅速な処罰を求める声も強まっている…

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目的と手段の交差の終着点ーネパールから

地球だより  先日、ネパール人の友人から連絡先を聞いたのか、沖縄在住のネパール人女性から連絡があった。その女性が言うには、留学ビザで日本に滞在していたが、留学ビザの延長ができなかったので、他のビザへの切り替えをしたいが、…

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