世界日報 Web版

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日本に必要な自主自立の精神

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 国防は国の最重要責務 米への他力本願は甘えの構造  菅総理の国民に対する公約ともいうべきスローガンは、「自助共助公助」であると広く報じられた。私にはこれらの言葉は大変良く響…

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普遍的価値の同盟を主導せよ

東洋大学教授 西川 佳秀 反強権政治の態度鮮明に 払拭すべき欧米の対日不信感  東西冷戦が終焉(しゅうえん)した1990年代初頭、ハーバード大学教授のサミュエル・ハンチントンは『文明の衝突』を著し話題となった。同書で彼が…

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コロナ禍の英国ユダヤ社会

獨協大学教授 佐藤 唯行 超正統派でクラスター ニュースを見ず密状態で礼拝  ユダヤ人は健康志向と長寿で名高い人々だ。  過度な飲酒や喫煙を控える生活習慣、医療を受けやすい社会的立場、良好な生活環境を保障する経済力。これ…

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「北京2022」への対応を考える秋

東洋学園大学教授 櫻田 淳 体制擁護に使われる五輪 「西方世界」と協調すべき日本  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)最中、森喜朗TOCOG(東京オリンピック・パラリンピック組織委員会)会長の辞任の顛末(てん…

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実戦的訓練強調した習軍令1号

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 米の対中圧力強化に焦り 軍引き締め、強い指導者像誇示  中国の習近平中央軍事委員会主席は、年初に「軍は実戦的訓練を急げ」と開戦に備えるような、2021年の軍命令第1号(軍令1号)を発した。 …

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50年前作成の国連海洋法条約の限界

一般社団法人生態系総合研究所代表代理 小松 正之 各国の思惑を優先し成立 内容バラバラの資源管理項目  地球温暖化は海洋にも影響を及ぼす。米西海岸のロブスターが北上し、メイン州とカナダ東海岸では豊富になったが、南ではほぼ…

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先進国の金融市場に春の嵐

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 長期金利と株価が同時上昇 景気回復予測の反映かバブルか  米連邦準備制度理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、日本銀行など先進国の中央銀行が、まだ2~3年は現在の超金融…

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男女共創共活社会の実現を

麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗 違い活かし合い補い合う ジェンダーの対照的相補性  平成17年の自民党政権下の男女共同参画第2次基本計画では、当時大学で盛んだった「女性学」は「フェミニズムを正当化するイデオロギーであ…

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中国との3声明を換骨奪胎した米国

平成国際大学教授 浅野 和生 「一つの中国」有名無実化 「日台交流基本法」の制定期待  今からおよそ半世紀前、1972年2月28日の米中「上海コミュニケ」で、中国は「中華人民共和国政府は中国の唯一の合法政府であり、台湾は…

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北方領土は国家主権の問題

ロシア研究家 乾 一宇 安易な妥協は亡国への道 受け入れられぬ「2島返還論」  今年の北方領土の日(2月7日)は、大きなニュースにもならずに終わった。  北方領土問題は、不思議にも日本の選挙の争点にはなっていない。だが、…

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東日本大震災・トモダチ作戦から10年

エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 「想定外」は無責任の極み あらゆるシナリオ考え備えを  東日本大震災は昨日の出来事のようだ。10年前の当時、筆者は、米軍の救援活動である「トモダチ作戦」に携…

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ゲラシモフ露AVN新総裁とは何者か

日本対外文化協会理事 中澤 孝之 三つの軍主要ポストを兼任 「ハイブリッド戦争」の提唱者  ロシア軍関係者の間で旧臘(きゅうろう)25日から新年を迎えて、ある軍幹部の人事が久しぶりに大きな話題となったと伝えられる。セルゲ…

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韓国海軍の空母建造計画に思う

元統幕議長 杉山 蕃 「いずも改修」が引き金に 中国の軍拡に対処する意義も  今回は、韓国海軍の空母建造に関連して若干の所見を披露したい。昨年8月韓国国防省は韓国海軍の空母建造を公表した。以後半年、韓国国内での有力諸紙の…

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浦添市長選を総括する

OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 堂々と政策主張し大勝利 沖縄の夢を託された松本市長  天晴(あっぱ)れな大勝利だった。  沖縄県浦添市長選の直前に筆者は本欄で、共産党隠しの候補者・伊礼悠記氏の陣営について…

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『韓非子』で読む現代中国

哲学者 小林 道憲 独裁と法による覇権主義 信賞必罰が支配の根本原理に  韓非子は、自分が生きた戦国時代の現実から、利益本位に動く人間の現実を凝視していた。政治も、この利を好み罰を嫌がる人間の本性に根差して行わねばならな…

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多様な根深い差別を抱える米国

アメリカンエンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき  テニスの四大大会の一つである全豪オープンの準決勝で大坂なおみが女子テニスの女王、セリーナ・ウィリアムズを負かした。次の女王が誕生した、とみるとともに、セリーナなく…

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新渡戸稲造と『菜根譚』のことば

メンタルヘルス・カウンセラー 根本 和雄 今こそ融和・寛容の精神を 退歩は前進、利他は自利へ導く  国際人として、国際連盟事務次長の任に7年間携わり、その間に「知的協力委員会」(ユネスコの前身)を担当し、アインシュタイン…

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茶番劇だったトランプ弾劾裁判

エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 後回しにされた経済対策 逆に存在感を強めた前大統領  米連邦議会上院は2月13日、大統領選挙の結果認定中の1月6日に起きた連邦議会議事堂への襲撃事件を扇動し…

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FOIPと価値観外交

東洋大学教授 西川 佳秀 腰の引けた日本政府 積極的に発信し具体策示せ  2月18日、日米豪印の4カ国外相会合が開かれ、「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)構想の推進で一致、アメリカは4カ国の首脳会談初開催にも意欲…

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バイデン米政権の対中政策

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 当面は強硬姿勢を継続か 日本は米国の頼れる同盟国に  アメリカの大統領選は難産であったがジョー・バイデン氏が第46代大統領として1月20日正式に誕生した。日本国内では私を含…

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消防団の歴史と共助の担い手

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 明治の近代化と共に始動 地域防災力の中核として育成を  消防団の歴史は古く江戸時代、徳川幕府第8代将軍の徳川吉宗が、江戸南町奉行の大岡越前に命じ、町組織としての火消組…

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現実化する『1984年』の世界

大月短期大学名誉教授 小山 常実 米国が「第二の中国」になる トランプ派の再教育求める声も  テレビや新聞の報道を信ずるならば、1月21日午前2時前(ワシントン時間1月20日正午前)、ジョー・バイデン米大統領が誕生した。…

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脆弱化した北朝鮮・金正恩体制

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 経済政策の失敗を認める 空念仏の「人民大衆第一主義」  北朝鮮の冬の寒さは厳しいと、前回も書いたが、この時期の朝鮮半島や中国東北部はいわゆる「三寒四温」がはっきりしている。「3日間耐える…

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