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17日、カブールで記者会見する、アフガンのイスラム主義組織タリバンの広報担当者(AFP時事)

中国との関係強めるタリバン

日本対外文化協会理事 中澤 孝之 経済再建へ手助け期待 「一帯一路」参加に意欲示す  イスラム主義武装勢力タリバンが駐留米軍の撤退に乗じてアフガニスタンの首都カブールを8月15日に再び制圧し、民主的文民政権を崩壊させて、…

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「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」で挨拶する横田めぐみさんの母・横田早紀江さん =24日午後、東京千代田区の砂防会館別館

北朝鮮拉致事件と自民党総裁選

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 解決に向けた気概を示せ 自国民奪還は国の最優先課題  自民党総裁選は岸田文雄、高市早苗、河野太郎、野田聖子の4氏による戦いが繰り広げられている。4氏は独自の政策を掲げ…

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アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬みき

対中地政学を変動させるAUKUS

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 経済より安保を選んだ豪 米との総合的関係強化を優先  バイデン米政権の外交安全保障政策、そして内政すらも中国政策と言える。米英豪新安全保障協力体制は、その中で付さ…

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東京五輪が終わり、表示された「ARIGATO」の文字=8日、国立競技場

東京五輪が顕在化させた課題

沖縄大学教授 宮城 能彦 新しい目標見出せぬ日本 「多様性」ある社会を目指そう オリンピック・パラリンピックが終わった。  私は、結果的に実施してよかったと思う。おそらく今回の開催地が東京でなければオリンピックは中止にな…

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1888年のゲルゾーン・フォン・ブライヒレーダー(Wikipediaより)

独統一、陰の主役ブライヒレーダー

獨協大学教授 佐藤 唯行 戦費調達で中心的役割 敗者フランスの賠償金も調達  ドイツ統一を目指すプロイセンの首相ビスマルク。立ちはだかる大敵はオーストリア帝国。倒すには莫大(ばくだい)な戦費が必要だった。けれど彼はプロイ…

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菅後継宰相に必要な3条件

東洋学園大学教授 櫻田 淳 「安倍・菅」路線の外交継承 社会の「ダイナミズム」恢復を  9月3日、菅義偉(内閣総理大臣)は、実質上の退陣表明に及んだ。菅の政権運営における失速は、専ら新型コロナのパンデミック(世界的大流行…

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「こども庁」「子ども基本法」の問題点

麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗 法と教育のバランスを セットで捉えるべき人権・人格  「こども庁」の創設を目指す有識者会議の発足と同庁設置法の立案に向けた準備が進み、年内にも取りまとめが行われ、関連法案が来年の通常国…

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「帝国の墓場」アフガニスタン

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 中国が収拾に汗を流す番 報復阻止と国際テロの抑制を  新冷戦といわれる時代の米中角逐は、バイデン米大統領により、同盟国を巻き込んだ対立の構造となってきた。現に中国もワクチン外交を展開しながら…

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コロナ禍第5波と経済の展望

 夏が終わり、秋を迎え、世界経済の展望は、夏前の手放しの楽観論が姿を消し、さまざまの警戒論が出ている。  夏前には、欧米でコロナワクチンの接種が進み、コロナ禍克服の展望が見えて、街ではマスクを外してテラスで寛(くつろ)ぐ…

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バイデン・ドクトリンの課題

東洋大学名誉教授 西川 佳秀 口先だけで具体策示さず 政治体制の質高める努力必要  バイデン米政権は、中露などの独裁抑圧勢力とアメリカをはじめとする自由諸国の対立という二分法的構図で世界を捉え、人権・民主主義の重要性を強…

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北極海温暖化とロシアの安全保障

ロシア研究家 乾 一宇 天然の障害・海氷が減少 原潜の聖域から「普通の海」に  北極海の温暖化にともない航路の利用や資源開発について、いろいろと議論が行われている。  ロシアは、北東航路がロシア沿岸を通ることから、帝政ロ…

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コロナ禍の今、考えること

NPO法人修学院院長 久保田 信之 日本的な「個の確立」を 我欲に打ち克つ努力」が自粛  このところ連日夕刻になると、テレビ各社が、当日の新型コロナ感染者の動向について、棒グラフで知らせてくれます。重症者および死亡者の実…

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日本対外文化協会理事 中澤 孝之氏

実利的な露の対アフガン政策

日本対外文化協会理事 中澤 孝之 タリバンとの対話を継続 中央アジアでの権益維持重視  バイデン米大統領の公約に従った米軍部隊の撤退が進行中のアフガニスタンで、イスラム主義武装勢力タリバンが電光石火のごとく政権を掌握し、…

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大統領、米軍部隊のアフガン駐留延長を示唆

米のアフガン撤退は中国を利するか

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき パキスタンの治安悪化も 一帯一路の足引っ張る可能性  アメリカは大混乱の中でアフガニスタンから撤退している。空港周辺ではとうとうテロも発生した。ガニ政権はアメリカ…

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注目集めるエピジェネティクス

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 体質は境遇の影響受ける 環境を借りて身体を調えよう  私たちの「体質」についての従来の考え方は、「気質」(その人の気性)と「体質」との相関性が論じられ、例えばドイツの精神医学者エル…

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靖国神社に参拝して

茶番劇の中国の内政干渉 秋の新内閣に公式参拝を期待  五輪も無事終了し、8月は戦没者慰霊の月である。15日、恒例行事となっている慰霊関係団体の慰霊祭に出席した。今年はコロナ禍、台風崩れの大雨という悪条件が重なったが、慰霊…

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ハザードマップの有効活用を

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 あくまで避難の目安に 想定超える被害起こる可能性  ここ数年繰り返し起きている洪水や土砂災害。先月3日に起きた静岡県熱海市での土砂災害(土石流災害)の行方不明者の捜索…

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生命操作の危険性を考える

哲学者 小林 道憲 規制困難な生物兵器開発 超限戦争の時代に入った世界  現代文明の発展を推進してきた科学技術は、自然を改造することによってこれを構築してきたが、その力は生命にも及び、生命をも改造することができるようにな…

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「必要な時に必要なことができる国家」へ

 8月15日時点では、現下の新型コロナ・パンデミック(世界的大流行)第5波には、収束の気配が観(み)えない。政府の緊急事態宣言は、8月末までのものが、さらに延長されるという観測が伝わっている。 国民の気概・技量恃み  政…

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中国の一帯一路を封じ込めよ

東洋大学名誉教授 西川 佳秀 開発協力で日米が連携を 途上国支援の制度づくり急げ  抑圧と全体主義の体制を敷く中露の大陸勢力と、自由と民主主義を基調とする日米豪など海洋勢力との対立・競争が激しさを増している。そのため「中…

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クオモ米NY州知事の醜聞

 アメリカの民主党に対して、昔から「無能な連中」「腐敗だらけの行政」「有権者を騙(だま)す」「強引な政治」などの批判がある。もちろん、その一部は、共和党系の支持者、メディアによる「党派的」なものだが、あいにく、今月に入っ…

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文明論考家、元駐バチカン大使 上野 景文

強化ウイルス創出の危うさ

自然のしっぺ返し招く恐れ アニミズム的視点からの疑念 文明論考家、元駐バチカン大使 上野 景文  新型コロナウイルスの「出自」をめぐり論争が続く。主要争点は、武漢ウイルス研究所から遺伝子を操作された強化ウイルスが「流出」…

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鮮明化する米中の覇権争い

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 一党独裁・専制主義の中国 自由と民主主義尊重する米国  中国と米国の対立は、より鮮明に、より激しくなってきているように思う。その中でチベット、ウイグルあるいは南モンゴルをは…

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